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住宅購入に関する注意点

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キャンセル住戸

キャンセル住戸についての注意点を見ていこう。

何も分からないまま、営業マンの言われるがままになっていると、将来後悔することになる。

<キャンセル住戸における注意点>

よくあるパターンとして、もともとダミーの販売戸数を装い、契約済にしていた部屋を後々にキャンセル住戸として販売する場合がある。

この場合、キャンセルなどそもそも存在しない。つまり、もともと売れていなかった部屋を、キャンセル住戸として、付加価値を付けて、希少性を出そう、というものである。

また、販売状況が8割程度になった際に、一旦、「完売御礼!」との広告を打ったり、物件現地に垂れ幕を掲げたりして、順調に売れたことをアピールする。そして、しばらくしてから、残りの2割程度をキャンセル住戸として売り出すこともある。完売でも、何でもない。

通常、売れ残りは誰でもイヤがる。「タイミングが悪かった。もっと早く来ていれば、もっといい部屋があっただろうに…。」という気持ちになってしまう。しかし、キャンセル住戸であれば話は別。「売れている物件がたまたま空いた。これはお得かも?」という気持ちになってしまう。

キャンセルという時点で、売れていた部屋ということになる。普通に考えれば、売れ残りではない。それが早くに契約済みになった部屋であればあるほど、人気のあった部屋ともとれる。しかし、実際は売れ残りなのである。

しかし、偽りのキャンセル住戸であったとしても、もちろん、それが自分のニーズに合った部屋であれば、問題ない。

しかし、決して、キャンセル住戸という希少性のアピールに目がくらみ、契約を焦ってはいけない。

特に、営業マンは、

営業マン「手付放棄によるキャンセルなので、その手付金分、サービスすることができます。」

などと、適当に値引の理由をつけて、「あなたはラッキーなので、買った方がいいよ」とアピールしてくる。

売れてない部屋だから、とにかく値引してでも処分したいのである。という考えを、常に持っておくようにしよう。

ライバル物件が完売御礼!とアピールしていても、営業マンは信用しない。どうせ、ダミーだろ?としか思わない。しかし、客は「あの物件は完売したね。」と言う。

自分の物件の契約者なら、余計に気にする。「ここよりもあの物件の方がよかったのかな…。」と思う。

営業マンにとっては、「いやいや、どうせ完売してませんよ。ウソですよ。後でキャンセル住戸として出すつもりですよ。」と言いたいが、それは言えない。自分の物件でもするから。自分の物件がそうなった場合、疑われる。

だから、営業マンは複雑な気持ちになる。もちろん、物件によるが。

問題もなく、本当に順調に売れている物件は、通常は値引などしない。そんな余裕などない。

たとえキャンセル住戸でも。そんな物件は、キャンセルが出ても、またすぐ売れるから…。


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