新築マンションのモデルルームで開催する、イベントの注意点を見ていこう。
何も分からないまま、営業マンの言われるがままになっていると、将来後悔することになる。

<なぜイベントを開催するのか？>

何かと新築マンションのモデルルームで、よくあるイベント。くじ引きで、景品が当たる！という感じのものである。

その意図は、当然、集客を増やすため。買う気のない客でも、たくさんいれば、モデルルームが賑わう。

その中で、イベントとは関係ない、検討している客がたまたま来た際、活気のあふれるモデルルームであれば、人気があるんだな、と勘違いして、契約に結びつく可能性が高まる。

<スタッフルームから>

上司	：	「クズでも、たくさんいれば、モデルルームの賑わせに役立つやろが。チリも積もれば山となる、って言うやないか。」
営業マン	：	「そうですね。」
上司	：	「まあ、客なんぞ、所詮クズやからな。クズが集まっても、大量のクズや。大事なのは、イベントと関係のない熱い客が、賑わいに煽られて気持ちがさらに高ぶることや。そのクズと熱い客の見極めは、しっかりしとくんやぞ。」

ってなモンである。

景品が当たる！というイベントの際、景品をモデルルームに置く。大体、空箱である。その空箱は、営業マンの私物である。

つまり、本気で当てる気などない。目玉をとりあえず置いて、イベントを大規模なものにしよう、というものである。

当然、くじの中に1等など、存在しない。

そして、景品が当たるかも…と景品が当たった際の連絡先を記入した客には、後で必ず連絡がある。

営業マン

：

「物件はいかがでしたか？」

そして、2等以下の景品は、誰が当たるか？それは、もちろん検討している客である。

<スタッフルームにて>

上司	：	「あいつ、クズの中でも、本気で検討している雰囲気やったやろ？2等当てとけ。んで、ここの契約を断り辛くしてやれや。」
営業マン	：	「はい。」
上司	：	「客なんぞはな、あっさりと断ってくるもんや。ときにはひどいセリフ吐きおるからな。景品当てとけば、少しは気遣うやろ？ということは、こっちの話も、少しは聞きおるんや。ということは、言いくるめる余地ができるってことや。」

という会話が飛び交う。公平な開票、などありえない。

<スタッフルームから>

上司

：

「クズに当てても、広告宣伝費のムダ使いやろが。」

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