住宅購入に関する注意点
マンションを購入する際、モデルルームへ見学に行く。その際の、物件の販売状況についての注意点を見ていこう。
何も分からないまま、営業マンの言われるがままになっていると、将来後悔することになる。
<販売戸数における注意点>
通常、モデルルームに入ると、ドーンと販売価格表が掲げられている。そして、契約済みの部屋を、バラなどで刺し、販売状況を知らせている。
これは、大体、ウソである。
<なぜ販売戸数を偽装するのか?>
全く売れていない物件など、契約状況を正直に載せてしまえば、それを見た客はどう思うだろう?
当然、「売れてないんやね…ダメな物件なんや…」と思ってしまう。
マンションは、人生の中でもトップクラスの高い買い物であり、本来、自分のニーズに合っている物件であれば、販売状況が芳しくなくても、関係ないはずである。しかし、高い買い物なだけに、失敗したくない。
そして、
販売状況が芳しくない = 誰も気に入らない = 何か問題がある = やめとこう
となる。
営業マンにとっては、せっかくニーズに合った客に、物件の販売状況のおかげで、契約をやめられたらたまらない。
そのため、売れていない部屋を売れたことにし、販売戸数を水増しするのである。
<どんな部屋をダミーにする?>
マンションは通常、戸数が多いため、条件がかぶっている部屋も当然ある。例えば、同じタイプの10階・11階などは、景色も日当たりもさほど変わらない。
こういう場合に、まず11階を売れたことにして部屋を埋める。そして、
と、希少性をアピールする。
そして、10階を契約させ、しばらくしてから、11階の部屋を空ける。その時には、
と、またもや希少性をアピールする。
この販売戸数の偽装は、ほとんどの物件で行われている。
どれぐらい偽装しているかは、物件による。半分以上がダミーの契約済、なんてこともしばしばある。
販売状況を信用して、部屋の引渡しを済ませ、いざ周りを見渡してみれば、誰もいないなんてこともある。
また、業者によっては、販売状況表をモデルルームに載せず、聞かれた場合のみ、答えるところもある。
そして、客に「販売状況表をくれ」と言われれば、パンフレットの価格表に、契約済の印鑑を押して渡す。
その際、営業マンは、確実にコピーをとり、客の名前と手渡した日付を書いて、保管する。
客によって、販売状況を臨機応変に変えるため、形を残しておかないと、今後、分からなくなるためである。
また、将来、担当が変わり、アクションを起こす際、販売状況表のコピーがないと、どの部屋で話を進めていけばいいのか、分からないためでもある。
だから、希望の部屋が契約済の場合でも、「この部屋じゃないと買わない」などと言ってみれば、案外、
とか、
など、適当に理由をつけ、すぐに部屋を空ける可能性もある。
どうしても欲しい部屋がある場合は、一度聞いてみてもいいかもしれない。
何も分からないまま、営業マンの言われるがままになっていると、将来後悔することになる。
<販売戸数における注意点>
通常、モデルルームに入ると、ドーンと販売価格表が掲げられている。そして、契約済みの部屋を、バラなどで刺し、販売状況を知らせている。
これは、大体、ウソである。
<なぜ販売戸数を偽装するのか?>
全く売れていない物件など、契約状況を正直に載せてしまえば、それを見た客はどう思うだろう?
当然、「売れてないんやね…ダメな物件なんや…」と思ってしまう。
マンションは、人生の中でもトップクラスの高い買い物であり、本来、自分のニーズに合っている物件であれば、販売状況が芳しくなくても、関係ないはずである。しかし、高い買い物なだけに、失敗したくない。
そして、
販売状況が芳しくない = 誰も気に入らない = 何か問題がある = やめとこう
となる。
営業マンにとっては、せっかくニーズに合った客に、物件の販売状況のおかげで、契約をやめられたらたまらない。
そのため、売れていない部屋を売れたことにし、販売戸数を水増しするのである。
<どんな部屋をダミーにする?>
マンションは通常、戸数が多いため、条件がかぶっている部屋も当然ある。例えば、同じタイプの10階・11階などは、景色も日当たりもさほど変わらない。
こういう場合に、まず11階を売れたことにして部屋を埋める。そして、
営業マン | : | 「同じ条件の11階は販売開始してからすぐに売れました。条件がいいですからね。同じ条件の部屋はもう1つしか残ってないので、今のうちにご契約下さい。」 |
と、希少性をアピールする。
そして、10階を契約させ、しばらくしてから、11階の部屋を空ける。その時には、
営業マン | : | 「同じタイプの10階は販売開始してからすぐに売れました。ご契約いただいた方は、少しでも価格を抑えようと、あえて低い階をお選びになられました。しかし、マンションは上層階の方が価値が高いですからね。条件のいい方の11階のお部屋もすぐに売れるでしょう。ですから、今のうちにご契約下さい。」 |
と、またもや希少性をアピールする。
この販売戸数の偽装は、ほとんどの物件で行われている。
どれぐらい偽装しているかは、物件による。半分以上がダミーの契約済、なんてこともしばしばある。
販売状況を信用して、部屋の引渡しを済ませ、いざ周りを見渡してみれば、誰もいないなんてこともある。
また、業者によっては、販売状況表をモデルルームに載せず、聞かれた場合のみ、答えるところもある。
そして、客に「販売状況表をくれ」と言われれば、パンフレットの価格表に、契約済の印鑑を押して渡す。
その際、営業マンは、確実にコピーをとり、客の名前と手渡した日付を書いて、保管する。
客によって、販売状況を臨機応変に変えるため、形を残しておかないと、今後、分からなくなるためである。
また、将来、担当が変わり、アクションを起こす際、販売状況表のコピーがないと、どの部屋で話を進めていけばいいのか、分からないためでもある。
だから、希望の部屋が契約済の場合でも、「この部屋じゃないと買わない」などと言ってみれば、案外、
営業マン | : | 「このお部屋は、ローンが厳しいお客様でして、すぐに空くかもしれませんよ。もうすぐ結果が出ますので、もし空くようならば、すぐご連絡いたします。」 |
とか、
営業マン | : | 「このお客様は、ご実家の都合で、ご家族間で揉めてまして、キャンセルになる可能性が高いです。後1週間以内ぐらいにはご家族間での話し合いも決着がつくとおっしゃられてましたので、ご案内できるかもしれませんよ。」 |
など、適当に理由をつけ、すぐに部屋を空ける可能性もある。
どうしても欲しい部屋がある場合は、一度聞いてみてもいいかもしれない。
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