重要事項説明書に記載されている内容を見ていこう。

重要事項説明とは、物件に対し、購入の申込をした後、契約前に必ず行われるもの。略して「重説」。不動産に関わる様々な法律や決まりごとが記載されている。

購入者である一般の素人が、契約に関して不利なことを隠されたり、知らないがゆえに不動産のプロに騙され、後々後悔することのないようにするためにある。

また、あらかじめ物件に対して免責事項を設け、先に逃げを打っている。

通常は、契約前に、事前に重要事項説明書のコピーなどを渡され、あらかじめ確認し、契約時に気になる事項を質問する。

また、重要事項説明は、宅地建物取引主任者が必ず主任者証を提示し、必ず説明しなければならない。モデルルームなどでの契約の場で、購入予定者と読み合わせする。

専門的なことばかり書いてあり、非常に分かりづらいが、契約後のトラブルを防ぐためにも、事前にできるだけ把握しておくとともに、気になる事項はしっかりと聞いておきたい。

読み合わせの最中に寝かける人もいれば、後々のトラブル対処のために説明の内容を録音する人もいる。

宅地建物取引主任者である営業マンからすれば、客が説明を聞いていても聞いていなくても関係ない。読めばいい。そして、客が承諾のサインをすればいい。客が寝ていようが知ったこっちゃない。

<重要事項説明書>
・重要事項説明とは？
・重要事項説明<1>  -  売主の表示
・重要事項説明<2>  -  宅地建物主任者の表示
・重要事項説明<3>  -  取引態様の表示
・重要事項説明<4>  -  売買物件の表示
・重要事項説明<5>  -  登記に関する事項
・重要事項説明<6>  -  法令上の制限
・重要事項説明<7>  -  私道負担
・重要事項説明<8>  -  住宅性能評価
・重要事項説明<9>  -  宅地造成等規制法に基づく制限
・重要事項説明<10>  -  土砂災害防止対策推進法に基づく制限
・重要事項説明<11>  -  石綿（アスベスト）使用調査の内容
・重要事項説明<12>  -  耐震診断の内容
・重要事項説明<13>  -  瑕疵担保責任の履行に関する保険
・重要事項説明<14>  -  代金および交換差金以外に授受される金銭
・重要事項説明<15>  -  契約の解除に関する事項（解約）

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