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営業マンの仕事


営業マンの報告

営業マンの一日は、報告に始まって、報告に終わる。

退勤報告編

夜、そんなこんなで一日が終わり、上司は、一日の部下の成果をまとめて上司に報告する。当然、自分が怒られないようにするため、さらに作られた報告をする。

「部下に1人あたり500件電話かけさせ、5件資料送れる相手が見つかりました。しかし、内容が薄く、買いそうなヤツは今日の時点ではいません。資料送ってからの電話で、何とか来場のアポイントに持っていかせます。どんな資料送ったらいいかは、しっかりと指示しております。ただ、部下の聞き込みがまだ甘く、いくら私でも、完璧な資料かどうかの判断は厳しく…。部下がどんな営業しているかは…」

だのウダウダとウソを並べる。

上司によっては、一日の終わりに「俺は仕事が残っているから、お前らは早く帰れ。俺に気遣って遅くまでおらんでもいいから、早めに帰って明日に備えろ。」だの、自分の仕事量の多さをアピール、心にもない部下への気遣いを見せる。

「末端の営業マンが電話営業をしている間、寝てるにも関わらず。」

そして、部下が全員帰ったのを確認し、上に「成果が出ないのは自分の管理が悪いからではなく、管理はしっかりしていても部下の要領が悪いから成果につながらないんです。」と報告する。

上司が末端社員の評価をする時は、
上司の上司「最近あいつ(末端営業マン)はどうだ?」
上司「頑張ってますよ。」
上司の上司「そうか。ええことや。」

「どう頑張っているか」はなぜか気にしない。

評価においては、ABCランクやらで評価する時もある。
A、B、Cの具体的な基準は、作った本人にも採点をする人間にもよく分からない。


報告というものはウソと責任転嫁によって成り立っている素晴らしいシステムである。

あなたも是非体験してみませんか?
楽しい報告の生活を。


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