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営業マンの仕事


営業マンの報告

営業マンの一日は、報告に始まって、報告に終わる。

訪問営業編

<訪問営業の報告>

訪問営業中は、外からの報告となる。

<外にて>
上司「どないや?」
営業マン「すいません、100件行きましたが、成果は出ませんでした。」
上司「ほんまに行ってんのか?」

話しをしている内容より、部下の行動をまず疑う。その方が大事なのである。

実際、1日の中でも、数少ない「さぼれる」時間である。しかし、さぼり防止のため、訪問した所をリストで書きとめなければならない。適当に作るにしても、下手に内容を作ってしまうと、報告の際に、えげつない突っ込みをうけ、墓穴をほりかねない。

したがって、少しさぼり、件数は多少付け加えた程度に抑え、後は頑張って家をまわるしかない。

<スタッフルームへ帰ってきて>
上司「3時間か。どないやった?」
営業マン「合計で200件まわりました。内容は、リストに書いてあります。」
上司「おう、どれどれ…。内容あるヤツはこんだけか…。ふむふむ。お前、この内容でこの件数やったら、全部まわるのに2時間半ぐらいで済むやろが。さぼってたんちゃうんかい!」

完璧に作ったつもりが、なぜ、バレる?
上司の事を、「さすが、経験が違う!」と思える希少な場面である。

上司「どないやった?」
営業マン「〜件まわりました。内容は、これです。」
上司「こいつは?この内容やったら、けっこうええんちゃうんか?」
営業マン「ええ、初めは普通に話していたんですが、いきなり奇声を発して、訳の分からないこと言い出してドアを閉められたんです。今思えば、頭がおかしいヤツでしたね。」
上司「何じゃそいつ?時間とらせやがって。アホか。そんなヤツほっとけ!」

うかつに内容をそのまま書いてしまうと、後で困る。そんな時は、相手のせいにして、逃げる。自分は、絶対悪くないように報告する。

上司「どないやった?」
営業マン「〜件まわりました。内容は、これです。」
上司「お前、全然内容ないやないか。」
営業マン「いえ、この人が…。世間話がほとんどだったので、あまり内容を書いてませんが、資料ぐらいは見てくれると言ってたので、資料を渡してみます。」
上司「そうか、あまり内容はないが、まあ、資料持っていって話してみろや。」

と、成果を作る。

そして、ダミーの資料を作り、渡したことにし、ダメでしたとウソの報告する。

大体、昔ならいざ知らず、インターネットが普及している現在、訪問営業で即販売につながることはない。特に、最近は、物騒な事件が多く、住民も警戒心が相当強い。しかし、こんな「成果」でも出すことで、一番大事なのは、

「これで今日家に帰れる」

ということである。

実際、夜になっても、成果が出ていなければ、戻れない。永久にやっとけ状態である。路頭に迷うことも、しばしばある。

<外にて>
上司「おう、どないや?」
営業マン「すいません…成果出てません。」
上司「何でそんなに回って出ないんじゃ!」
営業マン「すいません。」
上司「アホが。ほんなら、引き続きやれや。」
営業マン「はい…。…ところで、今何時ですか?」
上司「あん?夜の10時やろが。それがどうした?」
営業マン「…いえ、何にもないです。」

時間がたてばたつほど、夜も遅くなり、訪問先で怒鳴られまくる。キレて、追いかけて来ることもある。

ドアの向こう「今何時やと思っとんや!!!!」

できれば、上司に言ってほしい。自分が、相手の立場なら、絶対キレる。

成果が出ていなければ、なかなか辛い。

どうしても成果が出ない時、いかに成果を作るか?がポイントとなってくる。

報告というものはウソと責任転嫁によって成り立っている素晴らしいシステムである。

あなたも是非体験してみませんか?
楽しい報告の生活を。


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