接客の際、営業マンが聞いておきたい情報の中で、ローンを組む、債務者の勤務先に関する事項を見ていこう。

<何時まで働いているのか？>

何時に連絡がとれるかが分かる。

把握しておかないと、接客後に電話する際、家に客がいない。留守電に入れるが、よほど検討している客でない限り、折り返し電話がかかってくることはない。

したがって、次に連絡を入れるタイミングが難しい。基本的に、留守電に何度も入れると、しつこい営業マンのイメージを与える。

連絡を入れる際は、一発で確実に連絡をとれるようにすることが望ましい。

別の用事で出かけれいれば仕方ないが、通常は、夜に帰ってくれば、家でのんびりする。小さな子供がいればなおさらである。

「いや、分からない」とか、「いや、遅いので…」は営業マンは疑う。確かに帰宅が遅い人がいるが（マンション営業マンもそうだが）、真剣に検討している人なら、「〜曜日は比較的早い。〜時までに帰ることが多い。」など、早く帰る時を考えて答えてくれる。

答えない人は、真剣に検討していない可能性が高い。もしくは、逃げているだけ。

「また早く帰るときがあれば、言います。」などは、営業マンにとっては社交辞令としか受け止めない。かかってくることなど、ありえない。

初めてモデルルームに来場した客について、客の情報は1つでも多く、できれば把握しておきたいため、営業マンはあれこれ探ってくる。

<勤務先について>
・勤務先はどこか？
・勤務先の住所はどこか？
・勤続年数は？
・今の業種は？
・共働きか？
・共働きの場合、子供をどうしているか？
・何時まで働いているのか？
・休みはいつか？

・接客時の聞き込み事項<14>  -  勤務先について

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