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営業マンの仕事


ポスティング

ポスティングとは?

ポスティングとは、家のポストにチラシをひたすら放り込みまくる営業である。

「またチラシがたくさん入ってる…。うっとうしいなぁ…。」という経験をしている人は多いのではないか。特に賃貸マンションに住んでいる人の集合ポストには毎日うんざりするほどの広告であふれかえっている。

自分の販売している不動産へ客を誘導するために、一番効率的なのは新聞折込広告だが、最近はインターネットでニュースを見ることができるため、新聞をとっていない人が増えてきている。

そのため、一戸建てやマンションのポストにチラシを入れて見てもらうことで新聞をとっていない人も呼び込もうというものである。

ポスティングでは、チラシで「どれだけ効率よく集客を図るか」よりも、まず「何枚まけるか」が重視される。

ポスティングのメリット

ポスティングのメリットとしては、まず「頭を使わなくていい」ということである。とにかく入れればいい。上司を満足させることができる枚数をまけば評価される。

電話営業で、電話をかけまくっていると、非常に疲れる。その気分転換に、ポスティングに出たりする。できれば、そのまま行方不明になりたい。

「また、チラシが入ってる…。このマンションのチラシ、3日に1回入ってるんちゃう?他にもマンションあるのに、何でウチばっかり…。」

と思っている人もいるのではないだろうか?それは、ズバリ、「楽にたくさんまけるから」。枚数重視の世界では、相手がうっとうしがろうが、「チラシ投函禁止」の張り紙を張ろうが、どうでもいい。

「入居者や、マンションの管理人に怒られる」のと、「上司に怒られる」のとでは、喜んで「入居者や、マンションの管理人に怒られる」方を選ぶ。

チラシであふれ返っていて、今にもこぼれ落ちそうなポストに、さらに詰め込むように入れる。

ポストが壊れる可能性もある。第一、詰め込まれすぎて、チラシが抜けない

ポスティングのデメリット

デメリットは、いくらまいたところで、その日の自分の営業の成果は出ない。何日か後にそれを見て客が来ようが、その日は他で成果を出さないと辛い。

また、通常は、ポスティング用チラシに、それぞれの営業マンの担当者のハンコをつく。チラシを見た人が、それを持ってきた際に、誰がまいたチラシかを判断でき、その営業マンの担当として、接客に入ることができる。

何も考えずに、漠然とまいてたり、まいたことにして自宅などに隠し持ってたりすると、当然、自分の担当印付きのチラシだけが帰ってこない。それでサボっているのがバレる。そのため、ある程度は、気合いを入れてまかなければならない。


ポスティングをしていると、当然、よく住民と遭遇する。営業マンは普通はスーツを着ているが(汗をかくため普段着に着替える場合もある)、挨拶をすると気持ちのいい返事が返ってくる。

そして、「何入れてるの?」と聞かれ、チラシを見せると、住民は不動産のチラシと気づき、不動産の営業マンだと気づく。そして、不愉快な顔をして去ってゆく。何もしていないのに、けっこう切ない。住民によっては、「んなモンいらんわ!」と、これまた何も言っていないのに怒り出す。

人によっては、当然チラシを入れられるのを嫌う。ポスティング中に現れ、怒られる。

住民「お前!いらんモンばっかり入れやがって!まあ、必要な人もいるやろうから仕方ないけど、俺の家には絶対入れんなよ!分かったか!」

と怖い顔して去っていく。その人のポストがどれなのか分からない。

ポスティング業者

ポスティングは普通は営業マンがチラシに自分のハンコを押し、自分でまく。ハンコを押すのは、チラシを客が持ってきた際、誰がまいたものかを把握できるようにするためである。

しかし、業者によっては、わざわざ時間を割いて営業マンをポスティングに行かせず、ポスティング業者にお願いすることもある。「業者宅配」などと呼ばれる。ポスティングは他の営業と違い、いわば誰にでもできる仕事であり、「高い給料を払っている営業マンにさせるのは時間のムダ」という根拠に基づいている。

あまり枚数のまけない戸建などにチラシをまきたい場合にお願いすることが多い。

しかし、業者に任せていないはずのエリアから客がそのチラシを持って来場することもある。こちらの注文どおりにしっかり業者がまいているかどうかは定かではない。

気分転換できるポスティング。しかし、その後には、いつも通り報告が待っている…。
営業マンの報告 - ポスティング編


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