上司…。それは歴戦の強者…。
その強大な力に屈しながら、日々を過ごす営業マン。なかなか言えない不満や文句や本音もある…。

しかし、上司には、尊敬できる点ももちろんある。それは当然。自分と比べて経験の量が違う。数々の修羅場をくぐって来ているはずである。

上司

：

「ぐお〜っ。ぐお〜っ。」

どう見ても、爆睡している。と、そこへ電話が鳴る。

営業マン	：	「はい、〜です。」
上司の上司	：	「おう、あいつ（上司）おるか？」
営業マン	：	「はい、少々お待ち下さい。」

電話を保留にし、受話器を置く。

営業マン	：	「すいません…。〜さん（上司の上司）からですけど…。」
上司	：	「はい！〜です！」

という、「変わり身の早さ」である。絶対、バレない。横にいても、分からないほどである。
爆睡の5秒後には、何事も無かったかのように、機敏に動ける。
白目でありながら、ウソもつける。

ある意味、神技である。
そして、また寝る。

そんな上司も、上からの評価は高い。

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