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重要事項説明書

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建物の表示

重要事項説明書に記載されている「売買物件の表示」の中の、建物の表示について、見ていこう。

所在地

住居表示(住所)。

建築確認

検査機関名、建築確認年月日。

構造

通常は、15階程度までなら、鉄筋コンクリート(RC)。
それ以上の高層マンションなら、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)。

面積

建築面積・延床面積。

建築面積は、建物の水平投影面積。建物を真上から見た際の、建物の壁や柱の中心(壁芯、柱芯)の線で囲まれた部分の面積。

要するに、建物を上から見て、地面が見えない部分のこと。

各階の面積が同じマンションが2棟あったとして、片方が、最上階だけ面積が異常に広かったとすれば、そのマンションの方が、建築面積は大きくなる。

延床面積は、各階の床面積の合計。

専有面積

購入物件の面積。バルコニーやポーチを除く。

通常は、登記簿面積と、パンフレットの専有面積は、違う。

パンフレットの面積は、壁芯計算。要するに、お隣さんとの境となる壁を、壁の中心で分けていることになる。

登記簿面積は、内法計算。要するに、壁を計算に入れない面積。壁の内側までなため、当然、壁芯計算よりも、面積は少なくなる。

簡単に言えば、壁芯と内法の違いは、壁を計算に入れるかどうかである。

建物に関する権利

所有権(区分所有権)。
これも、マンションの場合は、区分所有権という。

専用使用部分

バルコニーや、ポーチなど。

これらは、共有部分であり、専有部分ではない。バルコニーは、緊急時に避難通路にもなるため。かといって、共有部分だから、自分の物件のバルコニーを、誰かに使われたらたまらない。

「えっ?ほんならウチのバルコニーって、誰でもいつでも使っていいの?」

<スタッフルームから>

上司「アホかあいつ?家帰ってきてバルコニー見たら、赤の他人がゴルフの素振りでもしてるっちゅうんか?」

専用使用権があるため、普段は、他の人に、むやみに使われない。

共用部分

階段や、エントランスなど、入居者全員で使うもの。簡単に言えば、外から見えるところ。

共用部分は、みんなのもの。当然、独り占めしたら、他の入居者と揉めるため、仲良く使用しなければならない。

ちなみに、住まい入口のドアは、部屋の内側は、専有部分。外側、要するに、訪問者がノックする側は、共用部分。したがって、ドアをいじってはいけない。

窓も同じ。勝手に、窓の色を変えたりしてはいけない。

共用部分の持分は、敷地の共用持分割合と同じ。

共用部分は、外から見えるところであるため、変なものを置くと、美観を損なう。そのため、ポーチに変なものを置いたり、バルコニーから布団を引っ掛けて干してはいけない。

しかし、あくまでも入居者のモラルの問題であり、けっこう見かける。みんな、「私だけ…」「ちょっとぐらい…」。

そして、外から見たら布団だらけになる。

営業マン「したがって、バルコニーでは、布団を外から見えるように干してはいけません。」
「えっ?ダメなん?干してるの見かけるよ。」
営業マン「まあ…、そうですね…。」
「ほんなら、ええやん。」
営業マン「いえ、でも、禁止しております。」
「別に捕まるわけちゃうんやろ?」
営業マン「まあ、それはそうですけど…。規則ですから。」
「規則?じゃあ俺らだけ守って、みんな干してたらどうすんの?」
営業マン「ええ、モラルの問題なので…。その際には、入居後、管理組合で言って下さい…。」
「管理組合?そんなモン当てになるんか?俺らだけ、ワーワー言って、何も変わらんかったら、迷惑な話やないか。」
営業マン「…。」

うるせえ!!!

住んで、そんなにイヤなら、売っちまえ!!
…と、営業マンに思われるかもしれない。


スタッフルームへようこそ

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