接客の際、営業マンが聞いておきたい情報の中で、学校区に関する事項を見ていこう。

<学校区に重点を置いているか？>

通常は、子供がいる家庭は、子供を通わせる学校がどんなところか、は気にする。

しかし、客によっては、学校はあくまでも卒業するまでの期間だけであり、生活はその後も続くことから、今後の家族の生活に重点を置き、学校区にはこだわならない人もいる。

学校区もよく、立地も便利な物件など、あまりない。そんな物件は、高い。もしくは、すぐ完売する。

したがって、いずれかを妥協しなければならない。営業マンは、その妥協ポイントを、学校区に重点を置くかどうかで、まず探る。

良くない学校区とは、通常は、ガラ悪い・イジメが多い・成績が悪い、など。

学校区が良くない物件の場合は、

営業マン

：

「住宅での生活は、ずっと続きます。お子様の学校は、卒業すれば終了です。したがって、学校区よりも、ご家族様の生活の利便性に、通常はみなさん重点を置かれます。生活の利便性よりも、学校区を重視されてしまいますと、お子様が卒業してしまうと、住宅への不満が高まり、後悔することになります。実際、お子様が卒業されてから、買い替えを検討される方も多いです。便利な立地に。しかし、学校区だけがウリの住宅は、お子様がいないご家庭には全くメリットがございませんから、売れにくいですよ。」

などと話を進める。

学校区が良い物件の場合は、

営業マン

：

「どのご家庭でも、お子様は大事な存在です。お子様にとっては一番重要な、学校での生活は今後のお子様の人生に大きく影響されます。生活の便利さだけにこだわって、学校区をおろそかにしてしまっては、将来後悔することになりますよ。ガラの悪い学校などに通わせてしまうと、大事なお子様が非行に走りますよ。最近、物騒な事件も多いですしね。便利な立地の物件は、お子様が卒業されてから、学校が必要なくなった際に、お住み替えをご検討されてはいかがですか？もし、ここでのご生活に慣れればそのままお住まいされたらいいですし、お住み替えされる場合でも、マンションは資産価値が高いので、売りやすいですよ。学校区を気にされる方にすぐ売れますよ。」

などと話を進める。

同じ営業マンが以上の2つの違う物件に入った場合、そんな感じで考えを切り替えて話をする。

初めてモデルルームに来場した客について、客の情報は1つでも多く、できれば把握しておきたいため、営業マンはあれこれ探ってくる。

<学校区について>
・学校区に重点を置いているか？
・学校区の評判を気にするか？
・転校させるのに抵抗はないか？
・学校の生徒数を気にするか？
・学校までの距離にこだわるか？
・子供の通学に車で送迎するつもりか？
・通学路の安全性にどこまでこだわるか？

・接客時の聞き込み事項<13>  -  学校区について

・接客時の聞き込み事項  -  TOP