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上司の根拠

上司の指示に対する根拠について、考えてみる。

上司の考え方は、何に基づいているのだろうか?疑問に思うときがある。

大体、上司にその根拠の説明を受ける時、「俺は昔そう教わったから」という根拠であることが多い。

経験は大事なものであり、時間をかけないと得られるものではない。しかし、長い時間を経たために、時代の変化とともにその発想の転換を求められることもある。

しかし、上司は必要以上に過去の経験から物事を捉えることにこだわり、画期的な発想を拒否する傾向にある。

上司「お前のやってることは間違いや。昔そんなことをするヤツなんぞおらんかったわ。」

と否定する。また、

上司「営業は契約をとってナンボや。売ってさえいれば、何をしても許されるのや。遅刻しようが、無断欠勤しようが、仕事中何もしなくてもええんや。昔、一緒に働いていた営業マンは皆そうやったんや。」

確かに、営業マンの仕事は売ることであるため、売っていない人と売っている人の会社の評価は全く違う。それに対しては、何ら文句はない。

しかし、あまりにひどい態度をとれば、現場の雰囲気はかなり悪くなり、そもそも、普段のライフスタイルを見ていれば、人間として尊敬できない。

例を適当に挙げてみる。

上司「昔、俺は客を徹底的に追い詰めて契約をバシバシとってたんや。だからお前もとことん客を追い詰めるんや。」

上司「昔、俺は上司から精神的に追い詰められて育ってきたんや。だからお前も追い詰められるべきや。」

上司「昔、俺は上司に木刀でボコボコに殴られたこともあるんや。それに比べれば、ビンタなんぞ可愛いモンやろが。」

上司「昔、俺は上司の身の回りの世話を全てこなしてたんや。だからお前は俺の身の回りの世話を全てしろ。」

上司「昔、俺の上司はめちゃ怖くて、意見なんぞよう言えんかったんや。だから俺に口出しするな。」

上司「昔、俺は上司の前で、宴会で全裸で裸踊りをさせられてたんや。それに比べたら、人前でパンツ1丁になることなんぞ楽勝やないか。」

など、基本的に、理不尽なことを営業マンに強要し、営業マンが反発した際に、「俺は昔もっとひどい仕打ちを受けてきた」とアピールすることで、「昔に比べたらお前に対する仕打ちなんぞ甘いもんや」、と言い聞かせる。

昔の経験が今でも通用するものも、もちろんあるだろう。

しかし、ある物事に対し、もっと悲惨な体験談を語ることで、今の体験の悲惨さを薄れさせる、という戦略でもある。

商品を売る際に、別の店で過去にバカ高い値段で出ていたことを説明し、客が値段で困っているときに本来の値段を提示し、「安い!」と思わせるようなものだろうか。その商品の本当の価値で考えれば、もともと安い値段が妥当なのである。決して、お得ではない。

ある意味、それはそれで勉強になる。

しかし、冷静になって考えれば、実際に今「やれ」と言われている体験自体は、ひどいものである。それを強要されては、たまらない。

上司の指示を実践して契約がとれるなら、喜んで実践する。しかし、ある程度の根拠がなければ、果たしてそれがやってみる価値があるものなのか、考えてしまう。

100%成功する根拠はいらない。最低限でいい。即効果が出なくてもいい。じわじわでもいい。将来の成功につながるのなら。また、やってみるのが面倒くさい、というのではない。リスクをとりたくない、というのでもない。

戦国時代、鉄砲が日本に伝わった際、鉄砲は高価であり、さらに扱える人間も限られており、それ以前に、昔から戦は騎馬戦が当たり前であった。

そのため、進んで戦に鉄砲が使用される機会は少なかった。それを、積極的に戦に取り入れたのが織田信長であった。

鉄砲は命中率がそこまで高いというわけではなく、雨が降れば使い物にならない。もちろん、リスクは高い。しかし、鉄砲を全面的に取り入れた長篠の合戦で、以前からの合戦の主流である騎馬戦で最強を誇る武田軍に大勝した。

リスクをとり、まず実践してみることは大事である。しかし、それはやってみる価値がある場合である。鉄砲に何の威力もなければ、やっても意味がない。

営業マン「何でそれをやる必要があるんですか?」
上司「俺は昔そうしてたからや。」

「今は」それをやるべきなのだろうか?答えになっているのかどうか、疑問である。いくら昔の戦法が成果をあげていたとしても、鉄砲がバンバン撃ちまくられている時代に、昔ながらの騎馬隊で戦いを挑んで成果をあげるのは厳しい。上司によっては、

営業マン「何でそれをやる必要があるんですか?」
上司「お前は俺に言われたことをやってればええんや!俺は昔、そんなこと上司に言ったことないぞ!」

と怒られる。少なくとも、答えにはなっていない。

現場で本当にいい意見を出すためには、少なくとも上司や部下という身分など関係なく、全員でミーティングなりを行ってみて、根拠を提示し合い、それが今の家計や社会の状況に沿っているものかどうか、その地域のニーズに合っているものかを話し合っていくぐらいはすべきなのではないか?と思うのは自分だけだろうか。


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